ピザという食べ物
私はピザという食べ物は本当に優れた食べ物だと思います。第一の理由はそのバリエーションの多さです。生地に載せる具はほぼ無限に選べます。イタリアで生まれたピザ(ピッツァ?)は元々生地にトマトソースを塗っただけのシンプルな食べ物でしたが、今では好みに応じてありとあらゆる食材を載せたピザが作られます。ソーセージ、サラミ等の肉類、シーフード、魚等の魚介類は勿論ですが、その他キノコ類、野菜類等も極く普通に用いられます。変わり種を挙げればキリがありません。不思議なことに何を載せてもピザに合わないということが殆ど無い。基本的に何を載せても美味しいのです。どんな具材も使えるということは,言い換えれば人間にとって必要な栄養素をピザという1種類の食品から摂ることが可能と言えるかもしれません。勿論好みがあるので美味しいと思う具は人によって違うかもしれませんが,その人が食べたいものを載せればいいのです。私はあまり好きではありませんが、フルーツ等の甘い物を載せたデザート系のピザもあります。ピザの具材として少し扱いにくい物としては生で食したい食材(生ハム、生野菜等)があります。ピザは焼いて食べるものなので、生で食したい場合は焼いた後に載せる必要があります。でもこれは極く普通にやられる方法です。あまり聞いたことがありませんが、生の魚(即ち刺身)はどうでしょうか?味を想像するのが難しいですが、意外といけるかもしれません。いずれトライしてみようと思います。だってあんこを載せて食べる人もいるぐらいですから(ごはんやラーメンにあんこを載せる人はいない!、、、はず)。トッピングの話ばかり書きましたが,実はピザの味の決め手は生地です。私はピザを作り始めた当初,ピザの味は載せる具でほとんど決まるのではないかと思っていましたが,実際は違いました。生地が美味しくなければどんなに美味しい具を載せててもピザとしては美味しくないのです。イタリアで生まれたピザは元々生地をパンのように食べるものだったので,生地の味は重要です。幸い当店のピザは生地が美味しいと皆さん言ってくれます。でも特別なことは何もしていませんし,企業秘密の様なものは特にありません。ただ美味しいピザを作るための工夫と努力は怠らないようにしているつもりです。というよりは理想的な条件を見つけるためにいまだに試行錯誤の毎日です。生地に関しては最近になってかなり自分の理想とする状態(サクッとした軽い食感)に近づいてきた気もしますが,まだ確信は持てていません。生地にはピザが作られる国や地域によって焼き方に違いがある(ナポリピザ,ローマピザ,アメリカンピザ等)ので,好みが別れる部分でもあります。そのあたりはまた次回ということで、、、。何れにしろピザ最高‼